Interview.04
技術
Y.S
2017年度中途入社 国際航空専門学校 運航整備科
2015年4月に当社の航空技術センターの前身である、株式会社ジェイカムに入社しました。初めに配属された先は整備課です。私はそこで、さまざまな種類の航空機改造の現場作業に従事していました。
2017年4月に日本エアロスペース株式会社になってからは、技術業務の方にも興味を持つようになりました。技術チームに異動となったのは入社2年目。それから現在に至るまで、航空機改造の技術業務に携わっています。
私の主な仕事内容は、お客様が要望する機器を航空機へ搭載する、航空機改造業務です。
取り扱っているものは、建築分野や防災分野等において活用されている航空レーザー測量装置や航空写真測量装置。また、国内公官庁が業務にて使用する航空機搭載型の無線機、報道取材に使用するヘリコプターテレビ伝送装置など、さまざまなお客様のご要望にお応えしています。
種類も形も異なるため、各機器や装備する航空機に合わせた搭載方法の検討や部品設計、強度や電気負荷の検討書類の作成及び航空局への工事許可に関する事前説明等を行っております。
従来では、航空計器もアナログ式が多かったのですが、近年ではグラスコックピット化が進み、デジタル計器が当たり前の時代となってきました。このような航空機の変化に柔軟に対応して、より良い製品をお客様にお届けしていくことが、私のミッションです。
技術業務はお客様との仕様の打合せから、機器を航空機に搭載した後の航空局立会いの検査までを通して関わります。そのため忙しい日々を送っていますが、携わる航空機の改造作業が終わり、無事に飛んでいく姿を見るたびに達成感を感じます。携わる航空機の種類も毎回変わるため、同じ機器を搭載することは多くありません。同じ要望がほとんどないからこそ、日々、試行錯誤の連続です。上手くいかなこともありますが、失敗は自分自身の経験として、今後の仕事に活かされていくと思い、日々の業務に励んでいます。
入社当初は先輩社員や上司と一緒に客先に出向いて、打合せや検査業務を行っていました。
3年目以降になると少しずつ出来ることが増えてきて、自分が主体となって仕事を進めていけるようになりました。
現場ではお客様と航空局の検査官と調整しながら、その場の状況に応じた対応をしていく必要があるため、自身が成長しやすい環境であると思います。技術チームに異動になって4年目になりますが、未だに航空局への事前説明は毎回緊張します。常に異なる視点で検査されるため、経験を積んだ分だけ成長を感じられるでしょう。私も少しずつではありますが、さまざまな状況に対応できるようになってきました。
将来的には、3Dプリンティングを活用した製品製品づくりを行っていきたいと思います。
3Dプリンターには、複雑の部品を一体化して製造できることから軽量化に役立ちます。また、板金加工では製作できない複雑な形でも対応できるというメリットもあります。現状では、時間やコストの関係から取り入れづらいですが、メリットを最大限活かせるような製品を作ることでお客様の理解を得られるよう取り組んでいきたいと思います。
10年後の目標は、お客様に自身の設計をリピートしてもらえるような設計者になっていること。そのためにも、現状に満足せず常に新しいことへチャレンジしていきたいと思います。
航空機に興味があり、ものづくりが好きな方であれば、充分に活躍できる場所が当社にはあります。初めての方には大変なことも多いかと思いますが、夢のある航空業界で一緒に仕事をしてみませんか。少しでも興味をもって当社に来ていただけたら嬉しく思います。一緒に働ける日が来ることを楽しみにしています。
- PRIVATE TIME -
休日は時間があれば友達とキャンプに出かけたり、遠くまでドライブに出かけたりとアクティブに過ごしています。最近では写真を撮ることにも興味を持ち、出かけた先で写真を撮って旅の思い出を残しています。プライベートでも様々なことにチャレンジしています。